もう幾つ寝ると、お正月

激動の令和の時代も、

まもなく、3年が過ぎようとしている。

 

「石の上にも三年」

と言われて、長い辛抱の喩えであるが、

今の3年は、あっという間。

 

幼少期、

「もう幾つ寝ると、お正月」

と、指折り数えて、待っていた。

高齢期、

待つ暇もなく、「光陰矢のごとし」

否が応でも、歳をとる。

 

人生の中で、

待つことばかりを、思い出す。

待つ事は、たいてい楽しみな事に、

決まってる。

 

一番は、

指折り数える、お給料日、

主人の帰宅時間、

今日中には帰らない、

子供の成長、

立派に育った時には、家にはいない。

 

待って、待ち続けて、待ち人来らず、

こちらから、探しにゆけば、

誰もそこには、待ってはいない、

「つまらん人生」ばかりなり、

 

それでも、

「指折り数える」人生には、

小さな幸せが乗っかってる。

その日が来れば、

あの日が来れば、

と、希望があるから、生きて来た。