スマホは私の遺言状

市民権を持つ人型ロボット、

「ソフィア」さんが、登場した。

容姿は「オードリーヘップパーン」

に、少し、無理があるかも。

 

インタビューにも、

ユーモアを交えた解答をする。

近い将来、「人間との恋」

法律が許せば、「結婚も可能」との事。

 

夢や想像の世界ではなく、

リアリティの中にいる。

手のひらの中に、握られた、

小さなスマホ

姿は人型では無いが、

私のソフィアが、そばにいる。

 

科学に対して失礼ではあるが、

「神の賜物」である。

使いこなせば、

「高齢者」の「味方」は他にはいない。

 

不自由になった身体、

低下してゆく脳の機能、

外出もままならず、

社会から遠のいていく現実を、

指先一つで、解消できる、

「魔法の福祉用具」である。

 

紙ものを排除して、

デジカル化されてゆく世の中で、

ブログの中には、私の思考が、

メールの中には、私の暮らしと、

人間関係の履歴がある。

 

何年、何十年と、

生きた証が、綴られて、

「富岳」が、データをメモリーに、

保存収納。

 

高齢者の間で流行った、

エンディングノート」もいらないし、

ひょっとしたら、

「遺言状」さえ、

高いお金を出して、作らなくていいかも。

 

自分の教養の集積が、

未来永劫残るとすれば、

まだ見ぬ、ひ孫や玄孫に、

伝える言葉を、送信したい。