一晩寝たら、
舞台装置が変わる様に、
師走が始まる。
いつも通りの、
変わらぬ日常のはずだが、
今年は、そうもいかずに非日常。
遠い親戚より、近場の温泉、
一足早い、初詣、
会うより安全、リモート電話、
お年玉は、ドローンでサプライズ、
個性溢れた、試行錯誤のサプライズ。
何百年続いた、古くさい行事ごと、
一つ間違えても、
「礼儀知らず!」と、罵られたが、
今なら、何でもありの「無礼講」
コロナのおかげで、
鬱陶しい、旦那の実家も、
親戚への挨拶も、
無理して行けば、
「コロナの時に非常識」と怒られる。
「日本の常識」は「コロナの非常識」
になって、
何だか生きやすくなったのは、私だけ?
みんなと一緒でなければならない、
「同調圧力」みたいなものから、
解放されて、自由になった。
いじめに遭ったら、
「オンライン授業」に切り替えて、
嫌な上司に、パワハラ受けたら、
「リモートワーク」に切り替えて、
のびのびと学び、生き生きと仕事をする。
日本に足りなかった、
「個人の尊重」
これほどのパンデミックが、
起きなければ、変わらなかった日本、
コロナウイルスの苦しみから、
大切なものが、見えて来たかもしれない。