高齢者の「自己決定」

障がい者施設、高齢者施設の中で、

暴言、暴力の虐待や、

殺人にまで至る

悲惨な犯罪が、発生している。

 

恐ろしい事ではあるが、

紛れもなく、現実の出来事であり、

氷山の一角である。

 

「寄り添う介護」

「手厚い介護」

綺麗事の謳い文句を、

全て信じている人は少ないが、

「ピンキリ」があるのは確かである。

 

「医療介護」が、

ワンセットの様に、言われているが、

施設によっては医療は存在しないし、

ドクターもいない。

 

呼べど、叫べと、

個人の声は、外には聞こえず、

本人からすれば、

「こんなはずではなかった!」

と、悔やむのみである。

 

あくまで、

機関と機関の規約と承認であり、

医療保険介護保険とは、

別物である。

何処までも、本人の意向は、

度外視した制度が、横たわっている。

 

「在宅では無理ですね!」

と、誰が決めるの?

家族?ケアマネジャー?総理大臣?

自分の家で、

「自由に暮らしたい!」

この当たり前の「自己決定」。

 

長い歴史の中で、

探し求めて、

たどり着いた「幸せのありか」で、

残りの時間を過ごしたい。

 

高齢者の切なる願いを、

叶えてくれる窓口は、何処にもないのである。