地球が、
壊れてゆく事を、
時間の外から、見えて来る、
人を育んできた緑の森が、
生命を創造した、青い海が、
「ひしゃげた地球」が、
座屈してゆく。
時代の繋ぎ目が、
切り離されて、
小さなかけらになって行く。
人を愛し続けた、
この星の寂しさが、
「永遠に、在るべき」
約束の言葉が、音になる。
アダムとエバァから始まった、
神のドラマも、
エジプトのファラオの陰謀と権力の、
砂の嵐、
壮大な、悲劇の連鎖を、元返してゆく。
宇宙に吊るした、
セントラルステーション、
進化と破滅は、シーソーゲーム、
寂しい宇宙、
寂しい地球の姿に、
人類は、いつ、我に帰るのだろうか。