昔は、
川辺の草むらに、電信柱の影に、
段ボールに、捨て犬、捨て猫がいた。
犬猫など、売っているショップなどなく、
お友達の飼ってる犬猫が、
子を産むと、「貰ってあげた」
どの家も、番犬がわりで、
チェーンもつけず、
気の向くまま、「一匹」で、
お散歩する、平和な時代。
何処かで、
勝手に、排泄したり、
何処かのわんちゃんと、
勝手に、仲良くなる。
メスなら、
そのうち、お腹が大きくなって、
5、6匹子供を産む。
「何処の馬の骨かわからん犬と!」
と、父は、本気で怒っていたが、
「馬の骨ではなく犬やんか!」
と、可笑しい。
学校の行き帰りに、
馴染みの犬と、出逢うのが、
楽しみだったり、怖かったり、
犬の歴史も、大きく変わり、
もらえる犬など、今はなく、
何十万で買わねばならない。
「犬が首輪もつけずに歩いてる!」
と、大騒ぎ、
「動物」から「家族扱い」になって、
本当に、幸せなんだろうか?
「犬拾い」のうまい私は、
犬との歴史は長く、書き出したら、
小説が出来るほどである。
「年寄りは、先に死ぬから!」
「残されたわんちゃんどうすんの?」
と、周りから言われて、
飼うのは、禁止命令!
でも、私は、
迷い犬が、ひとりぼっちで、
トボトボ歩いていないかなーと、
いつも、探しながら歩いている。
見つけたら「連れて帰ろーっと」