泣けばスマホ、怒ればスマホ

人との出会いに、

順序も無ければ、

段階もない、SNSの世界、

若者の、別世界、

 

宇宙に飛んでる、

誰かをキャッチ、

顔を合わせる頃には、

すっかり仲良し、

 

昭和世代は、

突然、異性から声かけられて、

「お茶飲まない?」

と、「ナンパ」する昔話、

 

目つきは悪くない?

服装は、ちゃんとしてる?

態度は悪くない?

と、見た目で判断、

 

「家にいて、出会いがある」など、

考えられず、

これからは、

「私のアバターが、デートに向かう」

もっと分からん世界である。

 

親とスマホに、育てられ、

リアリティと仮想世界を横行する、

受験と犯罪だけが、現実世界、

 

生まれる前から、あったスマホを、

おしゃぶり代わりに持たされて、

泣けばスマホ

怒ればスマホ

プレゼントは、スマホのゲーム、

 

何があっても、握りしめ、

「親より大切」と言われても、

致し方はないのである。

 

便利なツールではあるが、

魔法の道具でもなく、

幸せ、不幸せは得られない、

 

悲しい時に、寂しい時に、

文字は見えるし、

声は聞こえる、

しかし、

温かな温もりを、感じないのは、

確かである。