「死を引き換え」の答え

「死を引き換え」に、

物事を考える様になってからは、

難しい問題にも、

意外と簡単に答えが出る。

 

「死と言う言葉」は、

日本人は、忌み嫌う傾向があるが、

私にとっては、身近な自分ごと。

 

昔は、

困った事や、悩みがあると、

割と緻密に、試行錯誤して、

ああやこうやと、空回りしていた。

 

「死を引き換え」で、考えると、

究極の結論ではあるが、

最終目的が、分かるので

感情論が、後回しになり、

後は、行動のみである。

 

例えば、

大切な関係の人と、

議論が噛み合わず、決裂しても、

内容にこだわらず、

その人を、それでも大切か、

それとも、そうでもなかったかで、

判断すれば簡単である。

 

「えーっ!そんな事で決めるん!」

と、批判殺到する、

家族、夫婦、恋人、友人との、

人間関係なんて、

ちっちゃな事で、亀裂を生じて、

「今生の別れ」にもなる。

 

切るわけでも、捨てるわけでもなく、

相手に対して、尊厳をもって、

真摯に向き合えば、

「お互いの必要度」は、

それぞれが、選ぶだけである。

 

「共に、一緒に、良き時間を過ごす」か、

「一人でも、有意義な時間を過ごす」か、

別れも、「前向きの生き方」となる。

 

こんな意見を言うと、

周りからは、

「冷たい人」「薄情な人」

と、言われる可能性があるので、

言うわけがないのである。

 

どうあれ、

「死を引き換え」で、考えれば、

残された時間はない。

「先にこのバスにのります、

次の停車場で、会えたらね」

と、向かうのである。