誰の印鑑で、救われるのか

命を救うドクターが、

事件に巻き込まれる悲劇が起きた。

 

報道だけでは、詳細は分からないが、

どこにでも起こりうる、

身近な事件かも知れない。

 

明らかに卑劣な犯罪には違いないが、

根は、深い所に隠されている。

 

病は生命と関わり、

助かれば、「先生は、命の恩人」となり、

助からなければ、「クレーム」となる。

 

弱者となった本人よりも、

近い存在の家族が、

路頭に迷う。

 

特に、今回のような、

老人介護は、

最初の入口を間違えると、困難事例に陥る。

 

歳を重ねて、

自立が難しい高齢者には、

介護保険で、支援される。

 

加齢だけではなく、

重度の障害が、その上にあれば、

介護保険と、障がい者支援が、

併用されるが、

この見極めが、難しく、

一つ間違えば、ケアは空回りしてしまう。

 

65歳を過ぎれば、

ほとんど、介護保険が優先され、

ある日突然、

ケアマネージャーが、出現する。

 

一応、専門員だが、国家資格ではない、

知識においては、ピンキリ、

ありきたりの、プランを立てられ、

しっくり馴染めずに、

不平不満が出る。

 

やみくもに、

福祉関連のどこに行っても、

窓口で、やんわり断られて、

進展せず、不満は募る、

ドンピシャの公的な窓口に、

行かなければ、進展はしない。

 

本人の強い希望、

ドクターのエビデンス

不満の所在を明らかにして、

誰が訴えていけば、解決できるか、

 

本人の苦しみ、

家族の辛さ、

感情論が、通らないのが、

国の制度であり、

セーフティネットである。

 

的外れの、一生懸命のうごきは、

本人や家族の心を蝕んでゆく。

 

日本の中では、

福祉の世界に関わらず、

トップダウン」方式で、

答えが出される場合がある、

 

誰の印鑑が、必要で、

その印鑑を持つ人は、

どの部署に行けば、存在しているかを、

誰も、教えないのである。

 

「逆恨み」のような犯罪で、

助けた人が、命を落とす悲劇は、

繰り返されている。

あってはならない犯罪である。

 

必死の思いで、

「窓口」に駆け込んだ人を、

説得するのではなく、

どの方法で、救われるかを、

教えてあげて欲しいと、

願っている。