冷たい、六甲おろしの通り道、
海まで続く、芦屋川に沿って、
桜並木が、蕾のままで、
震えてる。
小さな街の、
数少ないイベントの一つ、
「桜祭り」
コロナで、2年も吹き飛んだ、
家の窓を開ければ、
桜も、緑の木々も、青い海も、
どこからでも、見えるほどの、
美しい景観の住宅街、
それでも、
咲き誇る桜並木を見る為に、
ゾロゾロと、
老若男女が、「桜祭り」に、
集い出す。
「桜祭り」を、
期待してる風でもなく、
あってもなくても、
毎年、
同じ場所に、同じ数だけ、
桜は、見事に花開く。
知らん間に、春が来て、
知らん間に、夏を迎える、
自然の摂理を、
当たり前のように、受け止めてきた、
芦屋の街。
今年だけは、
あえて「桜祭り」をひかえ、
満開の桜🌸の下、
「平和」を祈りながら、
静かに、愛でたいと願っている。