条件付きの18歳成人?
夜更けに吹いた風が、
三月を押しやって、
四月の春を迎えた。
いつの間に決めたのか、
定かではないが、
「18歳を持って成人とする」
条件付きの大人である。
選挙はいけるよ、
ローンも組めるよ、
資格も取れるよ、
でも、
タバコもお酒もダメだよ!
意味不明な、
「暫定成人」「補欠成人」
肉体的、精神的に、
成熟した、一人前の人間として、
認められて、成人とする。
権利もあるが、義務もあり、
責任も果たさなくてはならない。
140年ぶりに、
定義を見直した割には、
この中途半端に、疑問はある。
お酒もタバコも嗜好品、
非行の始まり、犯罪の発火点と、
決めつけているあたりが、
ナンセンス。
自分にとっての損得、
社会に対しての善悪、
成人としての認識を持ち、
人の道を、学んでゆく。
精神年齢を引き上げて、
親の呪縛から解放されて、
選択自由な人生に、一歩踏み出す、
何処まで行っても、
紐付き、監視付きの「成人」、
いさぎ悪さと、不可解さが、
残る決定に、うんざりしている。