「平和」の裏側

春霞の様に、

真実の所在が見えない朝、

萎れ続けた心のままに

一日が始まる。

 

アップダウンを繰り返す、

非日常の中で、

心と肉体の均衡を保っているのが、

不思議である。

 

たまには、

風の吹くまま、気の向くままに、

ウロウロしよう!

 

いつもの道を、

何度も通った、変わらぬ街並み、

満開の桜の花びらが、

爽やかな風に舞う。

 

緑の葉桜になる頃に、

悲惨な戦闘が、終わってほしいと、

どこにいても、頭から離れない。

 

100年、生き続けた、

桜の老木、

あの頃の日本の真実を、

知っている。

 

すでに、

終わった歴史の出来事として、

パンドラーの箱に、封印された、

日本国が、犯したと言われる、

南京大虐殺」疑惑。

 

現代において、

目の前で、繰り広げられる惨劇は、

かつての、日本の姿と重なる。

 

敵の敵は味方

と言う、諺の様に、

回り回って、

自分の歴史に、元返して行く。

 

忘却した歴史は、過ぎ去るが、

悲しみは、永遠に続いて、

恨みが、息を吹き返す。

 

「平和」の裏側には、

プロパガンダに翻弄され、

フェイクニュースに、踊らされた、

脆弱な真実が、横たわっている。

 

ウクライナもロシアも、

過去の、日本の姿である事は、

確かである。