立ち向かう正義

鮮やかな緑の葉桜が、

降り注ぐ、雨の中で、

生き生きと、呼吸している。

 

輝く太陽の背中合わせの、

雨の空、

白から、グレー色に、

移り変わり、

湿った空気が、心に染み込んでゆく。

 

生々しい、

没落の現実を、目の前にして、

人々は、気づき始めている。

 

神さえも否定する人間の暴徒を、

見つめながら、

地球は、変わらず、

静かに、回り続けている。

 

傷ついた大地から、

血は流れ、

青い空が、

真っ赤な炎で焼き尽くされ、

緑の木々が、

薙ぎ倒されてゆく。

 

無限の過去を、

築き上げてきた地球を、

鋭い刃物で、傷つけてきたのは、

誰であったかを、

人々は、知り始めている。

 

宇宙から、眺めた、

美しい、青い地球を、

再び、取り戻すために、

邪悪な陰謀に、

立ち向かう、正義が、

闘い続けている。

 

キラキラと輝く、

子供達の瞳のなかに、

永遠の未来を、残してゆく為に、

地球は、

人々を、抱きしめている。