「子供の日」に、親が与えるもの。
太陽の日差しを浴びて、
新緑が、
生き生きと芽生えている。
涼やかな、風と、
澄んだ空気が、
全てを浄化してゆく。
コロナも戦闘も、
一瞬、
忘れてしまいそうになる、季節が、
いつも通りに、やって来た。
あっという間に、
灼熱の夏が、追い付くことも、
人の命の確約を、
すでに失なった、国の悲劇が、
終わらない歴史も、知っている。
巡る季節が、
どれほど、貴重なものかを、
部屋の窓から、眺めながら、
悲しみの連鎖は、止めようがない。
歴史の惨劇の、
犠牲になった人々、
逃げ延びて、生き抜いた人々、
そして、
歴史の1ページを、
悲劇に変えた、黒幕達。
「子供の日」に、
親と一緒に遊ぶ時間も、大切だが、
親でさえ、答えの出ない問題を、
一緒に考える時間も、貴重である。