天の川のラバーズ
間もなく、
7月7日の七夕である。
織姫と、彦星の、
天の川ラバーズ、
小さい頃から、
笹の枝に、
短冊に書いた願い事、
伝説も、由来も知らないまんま、
「笹の葉サラサラ」と、
歌ってきた。
七夕の由来の説も、
他の行事と同じく、
作り話が、殆どである。
どんなロマンチックな物語にも、
人々に対する、教訓が、隠されている。
まだ、子供が小さかった頃、
仕事も出来ず、
趣味で、機織り(さおり)
を始めたら、面白くて、
教室まで、作ってしまった。
趣味が趣味で、治らず、
ビジネスに発展していくのは、
個性なのか、思考なのかは
定かではない。
シンプルに、
良き事は、楽しい事は、
公に、広めたい、伝えたいと、
サービス精神はあったかも知れない。
発信すると、
賛同者は集まり、
お互いの授受作用が、動き出し、
形ができて、核ができる。
「百匹目の猿現象」と言う、
一匹のメス猿が、
芋を洗って、食べる行為は、
一定の臨界点を超えると、
意識となって、広がって行くと言う、
現象である。
大規模な、感染症、
止めようのない戦争、
出口の見えない
混沌とした時代には、
世界も、国も、手の打ちようがない。
一人の思いが、
一人の行動が、
天の川の様に、流れて行く。
あの頃に、
教室で使っていた織り機は、
今、
障がい者の人たちの為に、
就労支援に使われている。
その作品は、商品となり、
誰かの手の中にある。
私の織り機が、
何処かで、今も、活躍している。