ゆっくりと、
夏に至る「夏至」のはずが、
いきなりの真夏を迎えた。
梅雨を彩る、紫陽花が、
熱い日差しの中で、
不釣り合いに、咲いている。
世界的な変容に、
思い込みも、観念も、
吹き飛んで、
今日まで、生き延びてきた。
人間の治癒力は、素晴らしい、
衝撃に、
精神も肉体も、ダメージは負うが、
時間の中で、
バランスを取りもどす。
グローバルなリスクに、
向き合ったことも、無いはずだが、
人間の本質が、動き始める。
簡単な、単純な思考では、
解決できない事を知り、
思慮深く、
行動する細胞が、リスクヘッジする。
最も、儚く、
最も、弱い、
愚かな人間と民主主義、
そのキーワードを、
理解する事で、救われる神の道。
悲劇の向こう側に、
見えて来るものを、見据えて、
心も、暮らしも、
見つめ直すチャンスとなる。
思い込んでいた、
「人生の価値」が、変容する時代に、
まだ生きている事に、
感謝している。