終わりなき「悪意」脆弱な「善意」

世界が、

不透明な、未来に向かって、

うねりの中を、迷走している、

 

其々の国が、

重い足枷を、つけたまま、

諦める事なく、走り続ける。

 

民主主義を、象徴する、

イギリス議会のリーダー辞任、

どこかの国では、

もみ消される様な、

コロナ禍の、議員のパーティ、

 

どんな小さな、

不正義も、許されず、

立ち上がる議員達の姿に、

歴史ある民主主義、自由主義を、

垣間見る。

 

予想外に長引く戦闘に、

多くの人達の血は流れ続け、

暮らしも、領土も、

形すら失っていく。

 

この、

「壮絶な犠牲」の意味を、

深く、理解しなければ、

凝視することは出来ないのである。

 

終わりなき「悪意」

脆弱な「善意」

明らかに、勝敗は見えているが、

結果ではなく、

「戦い続けるプロセス」に、

神の手は差し伸べられる。

 

瞼を閉じれば、

温かな日差しの中で、

木々の隙間を、拭く風に、

子供達の笑い声が、聞こえて来る。

 

繰り返されてきた悲劇は、

人間が生きてる限り、

人間の欲望と共に、

回転し続けてゆく。

 

誰もが、

平和を、見届ける事無く、

死んでゆくが、

聖なる羅針盤に、向かって、

生きてきた証を、刻んでゆく。

 

何が起こっても、

静かに回り続ける地球を、

今更ながら、

愛おしく、感じる日々である。