まるで、
亜熱帯の様な、
雨季が、続いている。
初夏とは、
思えない日々である。
湿った風が、喉を潤し、
ついつい、水分補給が遠ざかる。
「これからの夏」が、
どんな風になるかは、
想像もつかない、
一喜一憂の、天候の変化。
狂い気味の、
自律神経も、すっかり慣れて、
落ち着きを取り戻している。
マスクなどは、
ファッションの一部、
外食は避けて、
お店の味は、持ち帰る、
うがい、消毒は、
当たり前。
日常の中に、
組み込まれた「新常識」に、
順応性のある日本人にとって、
抵抗感がない。
移り変わる時代の中で、
目先のことに、翻弄されず、
世の中の動向に、振り回されず、
自分と向き合える、
「新自由時代」を、迎える。
歳を重ねて、
剥がれたタイルの後に、
新しい、タイルが組み込まれ、
再生できる事を、
密かに、願っている。