灰色の雲の間から、
青空が、見え隠れ。
ルンルン気分の、ドライブも、
突如、降り出した、
滝のような雨に、遭遇する。
のどかな、
緑の田園風景も、
一天にわかにかき曇り、
豪雨と、強風で、
姿を、変える。
以前は、
医療や、介護から、
見放されていた、過疎の町。
依頼されて、
仕事に関わった時期もある。
コロナ禍により、
リモートワークや、
流行りの、田舎暮らし、
人も、車も増えて、
なんだか、
活き活きと、活気付いている。
崩れかけていた、
赤十字病院も、リニューアルされ、
民間の有名な病院も、進出している。
やはり、
インフラが整うと、
過疎の町も、正常な仕組みができて、
若い人達も、人生を見通せる。
周りを見渡せば、
美しい山河に囲まれ、
夜が深ければ、
絵本のような、月や星が輝く。
医療も科学も、
進歩し続ける世界の中で、
取り残されたような、
異次元の世界である。
考えてみれば、
物理学者のアインシュタインも、
哲学者のソクラテスも、
自然に囲まれた環境の中から、
現れた天才である。
大人にとっては、
不都合、不具合、不便な場所でも、
都会育ちの、子供達にとっては、
三次元の、仮想空間、
メタバース(超宇宙)と、
同じ位の、世界なのかも知れない。