夜中に、
トイレに立った時に、
フラフラして、転倒する、
高齢者が、多いと言う。
自力で立てず、
倒れたまま、朝を迎える。
シャッターの開かない、
異変を、セコムが、見つけ、
発見された。
手を伸ばせば、ベットがあるが、
指先一つ、
高齢者は、動けなくなる。
寝返りも、出来ず、
倒れたままで、
不安と恐怖で、心臓はおかしくなり、
季節によっては、
血圧が異常値になる。
「死ぬまで、自宅で」
と、頑なまでに、願っていたが、
その後、
自ら、有料老人ホームに、入所された。
元、医者であり、
内部的な、健康管理は、
プロではあったが、
さすがに、
身体の機能低下は、防ぎようが無い。
駆けつけた人に、
露わな姿で、助けられた事が、
ショックでもあり、
「もはや、ここまで」
と、観念された。
やはり、職業柄、
医療系の施設を、チョイス、
イングリッシュガーデンのお庭、
シェフの作る美味しい、食事、
何かあれば、
ドクターが、駆けつけるシステム。
「生き方」は、
「死に方」と、言うが、
希望的推測はあるが、
誰しも、思い通りにはならず。
「生老病死」の法則通り、
100年近くも、生き抜けば、
全てを甘受して、
素晴らしい、人生である。
私自身は、
ちっちゃな窓から、
お月様と、お星様が見える場所で、
願わくば、ゴールしたいと、
思っている。