「先祖の列に、並ぶ」前に、

相次いで、

歴史的な人物の、

訃報が、報道されている。

 

ソ連最後の、

ノーベル平和賞を、授与された、

偉大な指導者、

フィロソフィーを貫いた、

偉大な経営者、

 

一つの時代が、

終わると同時に、配役も交代する。

後を繋ぐ人物が、

何処かで、存在する事を、

願っている。

 

高齢となられ、

漏れ聞こえては、来なかったが、

亡くなれば、

どれほどの功績を、残されたか、

振り返ることができる。

 

御歳、90代ではあったが、

エネルギッシュな、

壮大な人生である。

 

死が見えてくる歳になると、

私達凡人は、

「何を成したか」など、

大それた事を、考えはしないし、

もはや、遅かりしである。

 

小ちゃな人生ではあったが、

人並みの、

苦難も、悲しみも、喜びも、

経験させてもらい、

此処に、生き抜いている。

 

「それだけで、立派やん!」

と、自分なりに、慰めてはいるが、

我がことだけで、

「青色、吐息」の、無様な人生。

 

「他が為に!」生きねばと、

気づいた時には、

思う様に、

ならなくなった、頭と身体。

 

「すべき事を、成し終えた人」には、

神様から、

「先祖の列に並びなさい」と、

解放される話を、聞いたことがある。

 

未だ、天から、

お達しが、無い所を見れば、

世の為、人の為に、

「まだまだ、やっとらん!」

と、言われている様である。

 

恨まれるよりは、

感謝されて、消えて行きたいと、

思われる人は、

早めに、実行される事を、お勧めしたい。