かつて、
経験した事のない、
未曾有の時代に、突入した。
「長い旅」も、
終盤を、迎えている。
人が、誕生して、
死ぬ迄のドラマを、脚本したのは、
自分自身である。
理不尽な事に、
「抗い、生きる事」も、
エネルギーはいるが、
「受け入れて、生きる事」も、
かなりの、忍耐力がいる。
周りを見渡せば、
色々の意味で、
「損得」を、優先した人達は、
生活苦からは、逃れて、
「安定人生」を、満喫して来た。
「好き嫌い」を、
選択肢に入れた人達は、
インディジョーンズの様な、
「冒険人生」を、謳歌して来た。
生きて、100年、
歴史的には、ミクロの数字であるが、
「人一人の人生」の時間としては、
濃密な期間であった。
ほぼ、70年を、
生き抜いた人達は、
まあ、こんなもんで、
「幕を下ろす」のも、納得の内。
と、思っていたが、
科学と医療の進歩で、
そう、簡単には、終わりにならず、
「肉体の死」は、避けられるが、
「社会的な死」や、
「精神的な死」との、
戦いが、始まるのである。
高齢者には、三段階があり、
「前期高齢者」
「後期高齢者」
「超後期高齢者」
区別ではなく、
今時は、「差別?」されてる感もある。
その歳の、数字が書かれた、
ドアを開けるたびに、
「死へ向かう」道のりみたいに、
心の準備?
「安定人生」も、
「冒険人生」も、最後は一緒、
此処からは、
同じスタートラインに、並んでる。
本当の、
「生老病死」との戦いが、
また始まるのである。