一見、
カジュアルなソファが、
ゴロゴロ出来る、
ダブルベッドに、早変わり。
四角い、ガラステーブルが、
伸ばせば、
長方形のテーブルで、おもてなし。
衣類を入れる、
タンスも、クローゼットもなく、
春夏秋冬、
ブティックみたいに、並んでる。
大きな冷蔵庫ではなく、
小ちゃい、冷蔵庫が2台あり、
前後左右、四方八方、
何にでも、手が届く、小さなキッチン。
天井の蛍光灯など、無用の長物、
ガラス細工の、古びたスタンドが、
夜には、優雅な灯りとなる。
暮らしの中の、
「衣、食、住」
特に住まいは、数えきれないほどの、
「引っ越し魔」であり、
お金がかかる、「引っ越し貧乏」
長い道のり、
たどり着いた終の住処は、
場所では無く、物ではなく、
しがらみや、思い込みを、
削ぎ落とした、
シンプルな人間形成。
大きなうねりの中で、
世界は、
瞬時で、変容する。
既存の、常識を越えて、
リアルに、組み立てられてゆく、
素晴らしい、未来。
遅れた国の、遅れた人間で、
終わりを迎えたくなければ、
自らが、
変容していかねばならない。