「秋祭り」の、太鼓の音で、
休日の朝、目が覚めた。
都会の住宅地には、
不釣り合いな、小さな神輿が、
御目見する。
どんよりと、曇った空に、
子供達の声が、響いて来る。
混沌とした時代の中で、
一瞬の平和に、ホッとして、
「ハレ、ケ、ケガレ」を、
思い出す。
日々、繰り返されて来た、
平和な、時間の概念を、
打ち砕かれて、
今は、
不安定な時代の中で、
心、休まる時間も希薄になった。
宇宙も地球も人間も、
法則通りの、
今まで通りの、
リズムでは、生き残れないほどの、
「ズレ」の中で、翻弄されている。
当たり前の事では、
乗り越えられないハードルを、
遅れた国の、
遅れたリーダーでは、
無理だと言う事を、悟らねばならない。
明日にでも、
日本の何処かに、ミサイルが墜ち、
アメリカ経済の、大暴落に、
円が紙屑となり、
日本のお家芸の、製造業を見捨て、
食べる物さえ、なくなるかも知れない。
もはや、
国に依存したり、希望的推測を辞め、
個人が、考え、
個人が、行動して、
個人が、新しい時代を創る以外には、
救われる道は、無いのかも知れない。