「出会った事のない」Z世代の若者達

冷たい風を、さえぎる様に、

閉め切った窓から、

暖かな日差しが、差し込んでくる。

 

贅沢な、

「イングリッシュ ブレックファースト」

時間をかけて、楽しんだ朝、

 

消音したテレビの画面を、

見ているうちに、

夢の中に、迷い込む。

 

まるで、

メタバースの世界の様に、

奥行きのある風景が、

グルグルと、回っている。

 

「あら、あの人がいる!」

と、思った瞬間には、

声もかけれず、画面が変わる。

 

誰に会いたいのか、

どこに行きたいのかさえ、

分からないままに、

別次元に、誘われてゆく。

 

携帯メールの着信音で、

いきなり、

引き戻された、現実の中、

 

男の子でもなく、

女の子でもない、

Z世代の若者達と、

出会った記憶が、

微かに、脳裏に残ってる。

 

かつてないほどの、

衝撃的な時代に、なった事を、

実感している。

 

常に、

歴史を、遡れば、

赤い糸で、繋がってきた世の中だが、

どこを紐解いても、

「出会った事のない」Z世代の人達。

 

後、20年もすれば、

何処にも無い、「私の存在」

未来や希望は、

想像の中だったけど、

 

もはや、

「異次元」の中で、

別人の私が、

いきいきと、生きてる姿が、

観れるほど、

「変容した世界」を、感じている。