「3日寝たら、寝たきりになるよ」

「引きこもり」と、

言っても、過言ではないほど、

家にいるのが「楽!」に、なった。

 

コロナの、

動機づけもあって、

仕事に、ピリオドを打ち、

長い、自粛生活によって、

やる気も、意欲も、失せてゆく。

 

コロナの終息も、

見えない日々、

「ゴロゴロ」と、過ごすうちに、

体力も、機能も、

著しく、退化してゆく。

 

いつのまにか、

「石の上にも三年」の、効果が、

真逆の悪い方に、転じてしまった。

 

「3日寝たら、寝たきりになるよ」と、

言われていた、言葉通り、

予定の、ない事、

人間関係の、ない事、

仕事も、ない事が、

拍車をかけてゆく。

 

部屋着のままの、ずぼらな暮らし。

「楽しい事」も、

「好きな事」も、

メリハリの無い、毎日に、

心が慣れてゆく。

 

人間は、

意欲をなくすと、

「生きてる意味」まで、希薄になって、

希望までもが、消えてゆく。

 

鏡の中の、私の顔が、

早送りのように、歳を重ねて、

「この人誰?」

と、変容した自分に、出会う。

 

「自由」が、

いつのまにか「不自由」に、

「楽ちん」が、

いつのまにか、「苦しみ」に、

変えてゆく。

 

人間の精神は、

思うほどに、弱くは無く、

「青い扉」を、

思い切り、開け放せば、

冷え切った心を、

太陽が、温めてくれるはずである。