「勤労感謝の日」って、なんなん?

雷まで、伴った、

雨の休日が、過ぎて、

雲の間から、光が差し込む、

朝が明けた。

 

数々の祝日に、

「今日は、なんの祝日?」

と、聞かれても、

忘れてしまうほどに、

ピンと、来ない。

 

とにかく、

会社も学校も、休みで、

「どこ行こう!」

意味も、由来も、分からんままに、

過ぎてしまう。

 

メディアも、

ワールドカップの話題で、

「それどころやない!」

 

「勤労感謝」と言う、

お堅い言葉すら、

日常からは、遠のいて、

 

一昔前なら、

「働くお父さんに、ありがとう」

で、あったが、

今は、

「働くお母さんに、ありがとう」

 

夜遅く、

酔っ払って、帰る、

「父親像」は、子供心に、

「なんなん?」

 

家の事も、子供のことも、

した上で、

パートに出かける、

「母親像」に、子供とすれば、

寂しいけれど、

「頑張ってる!」に、見えている。

 

今の時代、

豊かな国の、日本のはずが、

子供を保育園に預けて、

女性も、働かざるを得ない世の中、

 

「女性も社会で、活躍しましょう」を、

政府も、世間も、提唱するが、

結局は、

お父さんの、給与だけでは、

「やってけない!」が、

本音かも。

 

一見、

豊かに見える、この国も、

世界と比べてみれば、

何もかもが、遅れてる。

 

経済大国、先進国と、

言われながらも、

大企業の初任給が、

「25万円」って、「なんなん?」

パートの、時間給が、「960円」って、

「なんなん?」

 

石川啄木の「一握の砂」の一説、

「働けど、働けどなお、我が暮らし、

楽にならざり」

大昔のままの、現状に、

感謝どころが、

「なんとかしてよ」と、言うのは、

不謹慎なんだろうか?