数十年前
人生の中には、
「虹の架け橋」があると、
ある人に、言われた事がある。
心の片隅に、
その言葉が残っていて、
その橋を、既に渡ってしまったのか、
未だ、渡ってはいないのか、
分からないでいる。
「近くて、短い」様に、
感じていた、虹の架け橋も、
今では、
「遠くて、長い」虹の架け橋に、
気づき出している。
今、
渡っている橋が、そうならば、
「虹の架け橋」は、
想定外の、難多き橋であり、
美しい虹は、かかってはいない。
霞んだ眼で、
虹を探してる私に、
「虹の架け橋」は、
内なる心の中に、存在し、
「虹は、自分でかけるもの」と、
誰かの声が、聞こえて来る。