「悪意の膿」が、噴出する。

サッカー熱も、

少し、下火になり、静かな朝である。

 

人々は、

次なる、エネルギー源に

向かって、移り変わる。

 

イベントや、儀式、スポーツ、

溜まったストレスを、

発散する人、

古い文化を求めて、

静謐で荘厳な場所で、

癒されたい人。

 

皆それぞれに、

精神のバランスを、とりながら、

過酷な時代を、乗り越えてゆく。

 

自分の不満やイライラを、

他者にぶつける人達、

発信できずに、内的に向かい、

自滅してゆく人達。

 

この世に絶望して、

社会の螺旋から、足を踏み外し、

命を絶つ、大人達もいれば、

命の尊さも、生死の境も、

分からないままに、

命を、落としてしまう子ども達、

 

悲惨なニュースが、

後を絶たず、

虐待、差別、暴力、暴言、不正、

が、闇の中で横行している。

 

移り変わる時代のなかで

薄皮に隠されていた、

「悪意の膿」が、噴出する。

宇宙の法則に、合わないものは、

歴史の中から、消滅してゆく。

 

人間の「善悪」は、

人間が存在する限り、継続し、

「新たなる悪意」もまた、

形を変えて、出番を待っている。