今年一年の「祟り」

外出を、躊躇するほどの、

雨の朝である。

 

「予定も未定」に、

なる時も、あるが、

空を見上げて、

朝から思案顔。

 

いきなり、

「ザーッと」と、降り出しそうで、

なんとか、ぎりぎり持ちそうな気もする。

 

12月には、

恒例の、医院巡りを決めている。

一年間、

何とか、寿命は伸びたが、

無理に酷使を重ねて、

身体はガタガタである。

 

お正月早々、倒れて、

救急車騒ぎは、ごめんである。

毎年、暮れには、

眼科、耳鼻科、心療内科

最後は主治医のドクターに、

総合得点、つけてもらって、

「修理完了」する。

 

ドクターから、

「よっしゃ!合格点!」

と、言われてホッとする。

 

「ちょっと、待てよ」と、

言われたら、

「とうとう、来たか」と、

ドキドキする。

 

この歳になれば、

どんな病名を言われても、

覚悟はできているが、

「精密検査」ありきと、

年末に言われたら、ショックかも。

 

今年一年の、

「祟り」が、

来年の、暗黒を予言する。

 

「死を引き換え」に、

生きているつもりではあるが、

やはり、

その時が来たら、

腰を抜かすほど、情けない私も、

なきにしもあらずである。