霧の中を、歩き疲れて、
たどり着いた、
セントラルステーション、
小さなベンチで、
来ないかもしれない列車を、
待っている。
誰が決めたんだろう?
親や、教師や、上司には、
従順にする事、
家族や、友人や、ご近所とは、
仲良くする事、
この世の、
人間関係論には、否定はしないが、
其々の関係性を、どうするかは、
自由である。
学校は、学びが、目的
会社は、仕事が目的、
家族や、お友達とは、
仲良くする事だけが、目的ではない。
人間関係を、
強いて歪めて、変形させたら、
いつの日か、
「弱い結び目」は、
崩壊する。
金、名誉、地位などで、
人間性が、分別されるわけはない。
同調圧力が、方程式になった、
場所から、
垂直に、飛び出す。
誰とも交わらず、
誰にも翻弄されず、
道なき道を、進んでいけば、
偶然が必然となり、
出逢うべき人が、そばにいる。
目的が、
同じカードを、持つ人と、
同じ、列車に、乗り込んで、
共に、
有意義な人生の時間を、
過ごすことに、なるはずである。
まもなく、
列車の汽笛が鳴り止み、
ゆっくりと、
新しい時代へと、発車する。