積もり積もった、降雪が、
町を、覆っている。
電気の止まった、
夜の恐怖と、寒さに、
人々は、震えている。
当たり前の日常が、
一瞬にして、非日常となり、
時代を遡り、
不自由な暮らしに、変容する。
人間が、
月に向かう程の、化学、
数年で、
感染症を押さえ込む、ワクチン、
自然の脅威は、
正常を、異常に変えてゆく。
「四季折々」の、ニッポン!が、
覆されてゆく。
カラフルな、
色とりどりのテレビの中で、
面白可笑しい、報道が流れて、
仕事とはいえ、
悲惨なニュースから、笑顔に変わる、
アナウンサーの顔が、
「ジョーカー」のように、見えてくる。
これ以上、
「見ざる、言わざる、聞かざる」は、
日本人の、お家芸みたいになって、
我が事に、ならなければ、
「知らんけど」
我、人生、
「想う事」から始まり、
「次なる実行」が、出来たかは、
今更ながら、疑問である。
「頭でっかち」ばかりで、
誰かの為に、何かの為に、
動かなかったことを、悔いている。
「人として生きて来た」意味が、
最終章の段階の、
今、
見え始めて来たのである。