灰色の、空が広がり、
雲の向こうから、
光が、ハレーションを起こしている。
二枚重ねの、
薄いカーテンが、
用を成さず、
部屋の隅々にまで、眩しさが差し込む。
後、数日で、
2023年に、時は移り変わり、
悲しみは、持ち越されてゆく。
追い打ちをかけるように、
世界は、
寒波に襲われて、被害は拡大している。
自然の脅威には、
人間は、太刀打ちできないでいる。
暮らしに欠かせない、
インフラは、壊滅して、
原始時代に、遡り、
雪を溶かして、飲料水に、
薪を焚べて、暖を取る。
陸の孤島には、食料さえ無い。
無力な人間は、
祈るしか無い、状況であるが、
負の連鎖を、止めるものはない。
暗黒の時代に、
生み出される「悪意」が、
事件や事故を、勃発させてゆく。
「真っ黒な色」で、
人生の最後を、塗りつぶす事は、
避けたいと、願っている。
助け合える人達との、
「絆」を、離さずに、
乗り越えるしかないのである。