「産めよ増やせよ」は、国の為

未来の、

「人口減少」を、

懸念する政府、

「豊かな家庭」を、

望んでいる国民、

思いが、食い違っている。

 

一昔前の、

産めよ増やせよ」は、

「国のため」が、目的であった。

 

子供が、四人、五人など、

当たり前であり、

家族の幸せとは、

ほど遠いスローガンであった。

 

あれから、70数年、

政府は、

言葉は違えど、

国の為に、「少子化対策」を、

打ち出している。

 

子供製造工場でも、あるまいし、

人の人生、経緯があって、

多様性を、尊重される時代に、

「お金」がないから、

子供が増えないと、勘違い。

 

子供を作るために、

生きてきたわけでも、

人を好きになったわけでも、

結婚したわけでもないのである。

 

女性の社会進出を、推奨しながら、

「最近は、晩婚だから」

少子化になると、曰う、

めちゃくちゃな、政治家もいる。

 

「お金がないから」が、

根本的な原因ではない。

たとえ、貧しくても、

立派に、子供を育てる親達もいる。

 

先進国でありながら、

シングルマザーへの、

不平等な扱いや、偏見、

同性カップルへの、

結婚は認めずである。

 

「豊かな幸せ」とは、

人、其々、価値観は違うが、

子供を育てる為の、

「お金」だけが、

少子化」の、問題解決にはならない。

 

若者達が、

「この国に、生まれて良かった!」

と、思えれば、

子供達の、元気な声が、

何処にいても、

聞こえて来る国に、なるはずである。