「たかが知れてる」ちっぽけな人生にも

窓ガラスから、

「差し込む光」が、

目覚ましがわりの朝、

 

「ベットの温もり」から、

離れたくなくて、

「音を消した」テレビを、

ボーッと、眺めている。

 

家事、子育て、仕事に、

一日、

「48時間」欲しいと、思いながら、

走り抜いた日々が、脳裏に浮かぶ。

 

「幸せじゃないな」と、

心の何処かに、

冷たい風が、吹いていたけど、

選んだ道を、走り抜いて、

今がある。

 

専業主婦が当たり前、

働く主婦にとっては、

当時は、厳しい社会の中で、

何かに、

「負けたくなくて」生きて来た。

 

私の仕事が、

誰かの為に、何かの為に、

貢献できて、

「おかげさまで」と、喜ばれたり、

 

反対に、

「働く主婦」を、選んだ私に、

家族は、

「貴方のおかげで」と、苦労したり、

 

「たかが知れてる」、

ちっぽけな人生にも、

「かけがえのない」ドラマがあり、

良きにつけ、悪しきにつけ、

 

時を越えて、

様々な、登場人物から、

「その答え」は、返って来る。

 

「棺桶」に持って行きたいほどの、

恥もあり、

「心の内」に、隠し持った刃で、

傷つけた人もあり、

「口」には、出せないほどの、

悲しみも、味わって、

 

静謐な、小さな部屋で、

穏やかな、空気の中で、

仕舞えないほどの、

「想い出」を、

紐解く時間を、与えられている。