女性の下ネタ。

元来、女性は現実的なので、イメージ、妄想の
Hな下ネタはしないものである。
もし話すとすれば、一般論的ではなく個人的な会話になるかもしれない。
今のママ友はスマホがあるので、会っても会わなくても、まるでそばにいるが如く、たとえ誰と一緒にいても場所すらわからなくても、情報交換できるのである。
しかし、昔のママ友は携帯などなかった時代、
スターバックスドトールも手軽なカフェもなく、ちょっとこましな自宅に集まり、手作りケーキでのお茶会。
他愛ない話から下世話な話まで、子供達が帰ってくるまでたっぷりの時間がストレス発散場所になる。
誰か一人が、会話のステージを下げて、
「うちの旦那」「あの人の旦那」の夜の話から浮気の話に色が変わりだすと、時間が過ぎるのも忘れて白熱する。
それぞれの旦那の顔を知っているだけに、より一層、現実味があり、皆ケラケラと大喜びである。
小洒落たママ友とは言われず、主婦と呼ばれ、仕事も持たず、ただひたすら子供や旦那の帰りを待っていた可愛い奥様達が多かった。
その反動か逆襲か、貯蓄もできて、旦那の年金も入り、晴れて自由の?身になったとたん、
「これからは、私は好きなことさせて貰うわ!時間はないのよ!」
いえいえ、貴女は好きなことして来られましたよ。寿命は100歳に伸びて、後、30年もありますよ。
と言っても、聞く耳なし。
ただ、現在は、昔のママ友達が集合しても
腰が痛い、足が痛い、頭がボケてきた話題等で、昔のように話に花は咲かず、果ては、色っぽい下ネタではなく、本当のシモの話。
「歳いったら筋肉緩むから、仕方ないわ」
と、大声でゲラゲラ笑うので、
私が、医療的には、筋肉の問題ではなく、脳の機能低下により、尿意が伝達してないかもと、真顔で伝えると、皆、プゥーとふくれて返事なし。
月日は、すっかり現実を変えてしまいました。