女性タクシードライバーのつぶやき

たまたま乗ったタクシードライバーが女性だった。
「女性の運転手さん、ホッとしますね。もっと増えてほしいわ」と言ったら、
「入って来てもすぐ辞めるんです」との事。
興味もあり、腰を据えて、詳しく聞くと、
元々、男性だけの職場だった為、女性用トイレも、十分な完備ができず、何より制服は、男性仕立てを小さくして着用。
成る程、女性の仕事を支援すると、安倍政策に大きく掲げてはいたが、現実はこんなもん。
先進国の中では、女性が仕事を持っている国としては最低ライン。
いえいえ、男尊女卑は、家庭の中でも、職場でも、今もなお存在している話まで広がる。
トイレ、洗面は女性にとっては、身だしなみを整えるのに一番大切な場所であり、プライバシーは完全でなければ、セクハラも起こりうる。
女性に対して、子供を預かる保育を増やす、働く場所は改善するといいながら、最近テレビも言わなくなった。
むしろ、保育士が足らなくて、保育園をが閉園する所が増えている。
「選挙のためのスローガンだけかい?」
本当に、日本は国会で決めても、言いっ放し!
女性だけを特別扱いしてと、贅沢は言わないが、せめて、トイレくらいは直してほしい。
ちなみに、そのタクシー会社は大手である。
女性ドライバーのために名前は伏すが、
男性も女性も、差別なく尊厳の持てる成熟した国であってほしいと願ってやまない。
頑張ってくださいねと、声をかけてタクシーを降りました。