相撲協会は社会の縮図

今時、ちょんまげにふんどしでスポーツも、どうかと思ってはいたが、まさか、ここまで人間蔑視をするとは思いもしなかった。
命を優先しない伝統などあるわけがなく、呆れてものが言えない。
数ヶ月前から、暴力事件で散々テレビでも、報道され、気分の悪さもピークに達した頃、
協会に反旗を翻した貴ノ花の弟子の失態で、まあるく収めて終了と言う事態にはなっていたが、後味の悪い、何だか納得のいかない解決ではあった。
女性禁止と言いながら、協会の代表理事長は、女性だし、女性のファンあってこその、相撲人気のはず。
風通しの良い、政治に、会社に、学校にと、掲げながら、何か事件が起これば、深い闇が浮き彫りになる。
裏社会はあんたらと違うん?と疑う程、恐ろしいしきたりが、神世の昔から、脈々と続いている。
「女性は、土俵から降りてください」と言ったアホがいるから、状況判断もできず、人道的判断も出来ない人間が まかり通り、社会の中で重宝がられ、新しい時代に意見を言う人間は袋叩き。
エスゴルゴダの丘で、十字架にかけられた場面が、なぜが頭に浮かぶ。
エスに救われ、助けられた事も忘れたが如く、自分の身や立場が脅かされる事態になると、口を揃えて「イエスを殺せ!」と叫んだ人々が、処刑台に担ぎ上げた人間の大罪。
何千年を超えても、人間の本質は愚かではあるが、間違ったしきたりや、ましてや命が失われる事が、子供たちの前で繰り広げるのは、決してあってはならないと思う。
安全でなくてはならない、学校や会社の中で、
誰かが犠牲者になり、おかしいと思いながらも、見て見ぬふりをする醜悪は、自分の中の因子であることを認識し、土俵で倒れた人も、アナウンスした人も、どちらもなりうる自分である。
有資格者として応召義務をまっとうされた、看護師の方に、只々、感謝以外何もありません。
命の尊さを、この事を通して、子供達に伝えて欲しいと願っています。