嫁と小姑の関係論

男兄弟が多いところに嫁に行くと、それなりに色々、問題もあるだろうが、私の実家には、
長男一人で、小姑が三人もいる。
で、嫁はやり方が悪いと、集中砲火される。
大概、男一人は、家系の期待を背負ってるので
、誰を持ってきても、親は満足せず。
親に対しての意地と反抗で、駆け落ち状態で、
結婚する例が多い。
何故か、協力を得られなかったり、愛が恨みに変わって、離婚する人もかなりいる。
私達小姑は、あまり女っぽい性格でもないので
嫁とは上手くはやっていたが、最初に親とのスタートが悪かったので、子供が出来てもぎくしゃくしていた。
そんなことで、溝を埋めれないアホの兄は、嫁の悲しい気持ちも理解せず、現実から逃避する
誰にも認められず、兄だけを頼りに、この家に飛び込んできたのに、一人ぼっちの寂しさを、味わうこととなる。
行き場所のない嫁は孤立し、心を閉ざす。
しかし、結婚に反対した父が亡くなり、残された母が老いてゆくと、いつの間にか、嫁の存在と力は必然的に強くなる。
しばらく会わないでいると、日に日に嫁が変身して行くのが面白い。
髪は茶髪になり、エステの効果が垣間見える顔立ちになり、何より、ファッションはブランドづくめ。
姉と私は「あんな人やったっけ?」とびっくり
父の七回忌には、並んで座ってる兄が、小さく貧疎に見える。
長い間、嫁として認められずにいた何十年、
「よう、我慢したね!あなたの勝利!」と、
私は嫁の味方でも仲良しでもないけれど、
悲しみに耐えていた貴女を、賞賛。
兄の首根っこを押さえ、経済的にも豊かになり、不動の地位を確保しました。
そんな貴女に、「幸せになりましたか?」と
、聞いて見たい。
もし、本当に幸せを勝ち得たのなら、悔しさが癒されたなら、これからは、人のことを思える優しい嫁として、この家系を守って行って欲しいと願っています。
だって、小姑の私は、貴女と同じよその家の嫁ですからね。
分かり合えないわけがない。