自殺願望

「死にたい」という思いは、誰の中にも存在していると思う。
昔はあまり聞かなかったが、最近は私の周りにも、数人の自殺者があった。
何故こんな事で死ぬかと思う程の原因である。
病気、孤独、借金、人間不信、どれかである。
自殺された人たちには、決して自殺願望など、なかったけれど、その時、その事柄、その場所全て揃った魔の一瞬に、命は絶たれる。
まだ、願望がある間は、話もできるし止めようがある。
危ないなと感じながらも、その一瞬にそばにいなかったことが、いつも悔やまれる。
何十年後、私も含めて、人口の大半を占める高齢者が、ほっといてもいなくなる。
ごそっと人口は減るのです。
もはや、何にも役に立たず、若い人達に力も貸せず、税金食いつぶすだけの老人にはなったけど、若い人達の命を守り、日本という国を継続させたいとの願いで歩き続けてきたと思う。
残念ながら、現在の日本に対しては、まだ、未来は見えては来ないし、期待もしてはいません。
全てを失い、途方にくれて絶望の中にいる人達は、若い頃の私達と同じ。
失った様に見えているけど、実は何も失ってはいなかった事を知る時まで、どうか、生きていてほしいと願っているのです。
自分を理解してくれる、たった一人の人と出会うかも知れません。