芸能人の使命

しばらく、テレビに出ないかなと思っていると、悲報が伝えられる。
華やかな世界で、作られた人物像の芸能人の死や病は、ギャップが大きく、受け止めるのに時間がかかる。
多分、放映にストップがかかり、亡くなられてから、悲しみと苦しみの経緯が語られる。
画面の中で、役柄や音楽性だけで、イメージが作られ、何か事件や事柄が起これば、一瞬で芸能生活は絶たれる世界。
一般人には、想像できないが、芸能人という職業を選択され、所属会社の商品として売り出されて行く。
売れなければ、廃盤となり、売れれば過剰生産化されて、眠る暇もなく、若い時に肉体を酷使して、身体のことは後回し。
よほど、強靭な人でない限り、病が発症した時には手遅れが多い。
私は、芸能人にはあまり興味はないが、難病や死に遭遇されたニュースを聞くと、芸能社会から一瞬で消えて行く、一人の人間としての生の苦しみや悲しみが見えてきて、切ない。
亡くなられても、ファンの心の中に、永遠に、美しい姿で生き続ける。
そのファンを支え、勇気づける貢献は、神様から選ばれた人達かもしれないと思う。
その輝きとオーラは、生まれた時から持ち合わせ、死ぬまで、他者のために夢と希望を与える職業として、改めて考えさせられた。
どこかの政治家や官僚にも、これほど国民のための幸せを願えるか問いたい。