梅雨を追い抜いて、台風が猛威を振るっている。
昔ながらの、毎日しとしと降る梅雨は、
ここ数年、姿を消した。
いきなりの真夏、いきなりの大雨、いきなりの突風にも、最近は慣れてきた。
世界的にも異常気象と言われて、災害が頻発している。
東北の震災も、現実とは思えないほどの画像が、テレビで映し出された時は、映画の１シーンかと、初めは思ったほどである。
地球が、未来永劫変わらないとは言い切れない。
ＳＦ映画や小説の中の出来事も、人間の力では及ばない悲劇で、終わっている。
車は勝手に止まり、家に帰れば、勝手にお風呂が沸いていて、無人の部屋を、勝手に掃除機が作動する。
内蔵されたコンピューターが、誤作動して壊れても、お父さんが、ネジまわし一つでは直せない物ばかりである。
来たる未来には、本人になりかわり、ＡＩが、仕事に行ったり、学校に行ったりする時代に、
なるのだろうか。
どれほど科学の進歩が進んでも、地球規模の災害を食い止めることはできない。
たとえ、地球から脱出する宇宙船が出来たとしても、宇宙の中をさまようことにはなる。
バリバリと、音を立てて、地割れして行く大地を見て、私達は神の畏れを、決して、忘れてはならないと思う。
