ダイエットブームには乗らんとこ。

暗いニュースが続いても、日本のテレビは、
チャンネル一つ変えるだけで、吉本のお笑い番組、グルメ番組、このところ大人気が、医療番組である。
と言っても、タレントみたいなドクターや女優みたいな女医さんが出演して、タレントの健康診断みたいな番組である。
「大丈夫かいな?こんなドクター!」
本当の病気になったら、決して診てもらいたいとはおもわないだろう。
ほんまかしらと疑りたくなるほど、意見が違い、肉がいいとか、悪いとか、野菜の中でもダントツこれ!みたいなことで、こちらも適当には聞いてるが、一応、医学博士が申すことで、
特に習慣病は、誰もが心配していながらも、
暴飲暴食。
ダイエットが健康に一番と言いながら、なんと太った女性のタレントが多いこと。
ほとんどスッポンポンに近い状態で、
見るのもはばかられるほどの肉体を、惜しげも無く披露している。
一週間の食事でこれほど変わるかの、サプリメントのCMもどき。
まあ、見てる方も、大小あれど、身に覚えはなきにしもあらず、早速明日から、テーブルの上は、ダイエット食材に早変わり。
ビックリするのは、旦那と子供たち。
真っ白な白米から、なんだか茶色いものが混じったもち麦ごはん。
野菜炒めから蒸し野菜に変わり、鯛から、鰯に変貌する。
悲しいかな、テレビで見たほど痩せはせず、
その内、食卓はいつも通りに静かに戻る。
そして、「10キロ痩せました!」と言っていたデブタレントは、今も変わらずデブでいる。
なんだか訳のわからない新興宗教的ダイエットブームに、
「痩せたかったら、水だけ飲んでたら、痩せるわ!」と叫ぶ私に、周りは苦笑する。
そんな私も、テレビを見た次の日に、健康食材と言われたものを、買ってくることがあるからである。
言う方も言われた方も、同罪である。
一番喜んでいるのは、販売店かもしれません。
企業の宣伝に一役かうのは、もうやめましょう。