人間の残存機能

次々に、叩き込むように、不幸が襲う。
人生のなかで、嘘でしょと思われるような、
出来事が、重なってやってくる事がある。
全ての条件が揃う時である。
幸せも同じで、喜びが倍になるような事を、
経験したこともある。
だから、神様は、人間には、等しく与えてはいるのだが、ついつい、とてつもない不幸に見舞われると、
「神も仏も、ないのか!」と、絶望の中で叫んでしまう。
宇宙に存在する物は、神様が作ったとしか思われないほどの、美学があるが、
それらを活用し、利用し、使いこなしてるのが、人間だとすれば、神様に責任転嫁は、だめでしょう。
崖っぷちに追い詰められた時、叡智ある人は、
決して諦めず、最後の1秒までも、無駄にはしない。
決断ができる人になるためには、日々の中で、
常に、現実を受け止めて、次のウェーブが来るまでに、防御する方法を思考せねばならない。
高齢者であっても、障害者であっても、かなりの残存機能が残っている。
日常生活の行動ができなくなっても、
迫り来る危険や、自分を思ってくれてる人の愛の叫びを知っている。
私は、人を助ける時は、けんか腰になる。
認知症の人たちを守る時、私は、本気で喧嘩するのである。
言葉が理解できなくても、救ってくれる人を、魂が知っている。