停滞中の車の中で、息子が、貧乏ゆすり。
私に、似ているところもあるんだ。
さすが、私は貧乏ゆすりはしないが、
若い頃は、目をパチパチさせて、チィックが出ていたようである。
大人になるにつれ、いわゆるやばい状況になると、目を合わせず知らん顔ですませる。
もちろん、精神のコントロールをしているのであるが。
心理学を学ぶ中で、私は、完全主義者的傾向性
が、少しあるかもと、解ってきた。
責任感が強いあまりに、失敗は許されず、
成功さす為には、下準備や計画はかかさない。
だから、人と組むことはなく、密かに水面下で
遂行する。
こんな人間は、納得すれば、命もかけるほどに、仕事や、物事に没頭するので、経営者からは使いやすい人間にも見える。
が、変に正義にこだわり、筋が通らなければ、そこまでである。
女だったので、いい加減さもあり、軽度である
しかし、息子は、時代が時代なら、坂本龍馬と一緒に、殺されていたかもしれない。
その卦の血は脈々と流れている。
現代版文化人と、私は彼のことを見ている。
一緒にいると、まるでSFの世界である。
「間も無く、日本は外人だらけになるよ」
「優秀なアングロサクソンの、子供ができれば
いいかもしれないね」
未だ、結婚しない 彼の顔色みながら、こちらも、そんな会話をしてしまう。
答えがベタで、的外れなので、返事は返っては来ない。
いわゆる、クリエーター的ビジネスパーソン。
誰も考えない発想で、誰もが興味を持つことばかりを、想像し、頭は未来にいるので、
親子であっても、一切の無駄話はない。
息子の結婚を心配しているあたりで、私は、やっぱり、普通の安全主義者の、母親かもしれない。