地球の過渡期

以前、タイに、何度か行ったことがあり、
まさに今、日本は、よく似た暑さである。
貧しい人々は、街の至る所で、仕事もせず、ぐったり座り込んでいた。
富裕層の人々は、冷凍庫のように、エアコンが、ガンガン効いた車や家の中で過ごしていた。
亜熱帯の気候になってしまった日本も、秋が来るのだろうかと、不安になる。
追い討ちをかけるように、二つの台風が、
今晩襲って来る。
報道が、オーバーなのか、昔の台風とは、
質が異なるのか、自分の身が、危険にさらされ、避難せねばならない状況には、未だ、あったことがない。
しかし、現実には、多くの人が、自然災害で、亡くなったり、被害にあって苦しまれている状況を、目の当たりにすると、まさか、自分は、そんな目には合わないとは、もはや思えない。
お金があってもなくても、病気であってもなくても、高齢であっても、若くても、容赦なく、
恐怖と命の危険は襲いかかって来る。
人間が存在して、3000年。
その歴史書の中の出来事であったはずのノアの箱舟状態である。
これからの、50年、100年など、あっという間の期間であり、歴史にものらないほどの出来事かもしれないが、その地球の過渡期に、
自分が生きていることに意味があるような気がする。
知恵と知識で、乗り越えることが出来れば、
間に合うかもしれない。