地球に守られて

地球に隕石が落ちるほど、危機感を煽るように、テレビが報道している。
有り余る食料に、どっぷり浸かっている日本人は、まずは、食料確保に走る。
洪水になれば、家中水浸しになって、食事どころではないが、とにかく、食べ物依存。
常日頃、最低限の食料しか、入れてはいない、我が家の冷蔵庫も、隙間狭しと物が溢れている。
そろそろ、空も暗くなる前に、買い忘れたものを買いに、近所のミニコープに行って見れば、
何と、主たる食料品が並んだ棚は、強盗にあったが如く、ごっそりない。
お惣菜、パン、乳製品、飲料水、見事に売り切れている。
台風といえば、まず考えるのは、停電である。
電気が止まれば、自宅のすべての機能はストップである。
すぐ、食べれるもの、調理しなくても良いものに、皆、集中する。
私も、普段から、食べ物に関しては、計画的で、生物の魚や肉類は、買ってきた日に調理して、すぐ食べれるようにして、自家製冷凍食品を製造している。
阪神大震災の日から、20年間、待ちはしないが、来たるべき日の為に、用意周到してきたが、あれ以来、役には立たず。
喜ばしいことではあるが、安心することなく、
継続してきた。
きっと肝心な時には、しまった!と、思うことばかりにはなるだろう。
だって、食べ物は、必ず腐る事になるはず。
大昔から、人間が生きていく上に必要なものは、水と火である。
その延長線上に、電気やガスや水道が作られて、人間は、その恩恵を時に忘れ、失うことで、大騒ぎではある。
もっと、もっと、楽に、楽にと、科学の進歩と共に、未来へと向かっていく。
家の中の家事、車の運転、金銭管理、全てが自動化されて、50年後には、エプロン姿のロポットが、赤ちゃんを抱っこしている姿が、想像される。
笑顔も怒りも見せない口パクロボットが、介護する姿も、現実のものとなる日が、近い将来必ずやって来る。
すでに、ヨーロッパでは、AIに、人間が支配されない為の研究団体が、動き出している。
災害から救ってくれるロボットが先か、火星に移住するのが早いか、興味はあるが、
人間を愛し、守ってくれた地球の中で、 最後まで、生きていきたいとは思っている。