もはや、人ごとではない。

車の調子が悪く、いつもお世話になっている、ディーラーに、持っていった。
「お預かりはできますが、かなり時間がかかります」
と、言われて、訳を聞くと、先日の台風で、
海水に浸かった車を、かなり預かっているのと、自社の工場が、海水に浸かり、電気が使えなくなっているとのこと。
おまけに、代車も出せず、レンタカー屋も、
ほとんどが、車が出はらい、ないとの事。
今回、これほどの被害があったにも関わらず、
水害にも停電にも運良く免れて、
日常生活に支障もなかったはずが、こんな所で、まさかのアクシデント。
二次災害である。
テレビで、報道されるニュースは、自分ごと、
と、言われたことがあり、それ以来、人事とは捉えず、教訓にしていたが、車の件は想定外の話である。
車は、私の足であり、使えないとなると、仕事もプライベートな計画も、すべて変えなくてはならない羽目に陥る。
食料品が、現地で取れても、集荷できず、配送ができず、生ものは腐るので、農業、漁業は、大打撃と聞いていた。
このしわ寄せは、直接被害がない場所にも、
いつか、必ず、やってくるだろうと思う。
今は、台風以前に出荷されたものがあるが、
これから出回る秋の食材は、想像がつく。
以前なら、災害は、一部の場所だけであり、
支援が行き届いたが、これほど、日本全国、
北から南から、地震と台風、大雨に土砂崩れが、追い打ちをかけるように、襲われている訳で、考えれば、大地震と同じくらいの、経済的損失には、なっているかもしれない。
これほどの自然災害に、見舞われる経験は、
初めてだと、高齢者の人たちの言葉を、深く受け止めて、国民一人一人が、根底から、生き方を変えなければならない時が、来ているような気がする。
あと、2年後のオリンピックが、開催できるのかさえ、不安になって来たことは確かである。