孤独と自由

「子供達が自立したら、後は、夫婦で、それぞれ好きなことして行くつもり!」
結婚生活15年のママが言う。
夫婦として、この年月を乗り越えるのが、まず、第一段階の、山場である。
お互い、隅々までわかり、後悔先に立たず、しかし、一人目の子供を、やっとこさ、希望の中学に入学させたが、後、まだ、次の子が控えている。
「後、5年の我慢か!」
なんてこと考えながら、ママ達は、パートか、おしゃべりランチに、この時期を乗り越える。
その上、政府が、女性の、働き方改革まで考えてくれる時代である。

昔の嫁は、主人の嫁ではなく、家系の嫁なので、こんな自由な発想もない。
「子供を自立させ、両親を見送り、夫を看取って、後30年の我慢か!」
今なら、100年寿命なので、後、20年プラスである。
と、具合だったので、自分の自由な人生など、
結婚している場合は、皆無に近い。
私は、専門職であったのと、子供が、自立してからは、別居だったので、仕事もプライベートも、私中心の暮らしはできたようには思う。
孤独の暮らしを味わい、自分を見つめる有意義な時間にはなったと思う。
しかし、その代償で、失ったものも、大いにあったと思う。
現代なら、戸籍からも、抹消されず、持ち家、そのまま、後に残れば、夫の年金で、余生を送れる。
女性が賢くなったのか、男性が、寛容になったのか知らないが、夫婦の形態が変わり、清々しく感じる。
一生一回、あっという間の人生なので、
今しか、できない事、年齢に左右される事、
老いてはできない事は、「今でしょ!
うちの嫁は何してんのと、ギャーギャー叫ぶ、
お義母さんもいるけれど、もはや、こんな時代には、通用しない。
老夫婦も、お荷物にならないよう、自分の人生
元気な間に、シルバープランを考えましょう。