テレビの大切さ

人の噂話は面白い。
綺麗事の裏にある悪口は止まらない。
舞台で漫才をしていた人が、専門家のように、
話し出す。
起こった事実だけを伝えるアナウンサーが、
生意気にも意見を言う。
日本国民として、小さなささやきくらいしか話せないこんな年寄りですが、声を大にして言いたくなる時がある。
「もう少し、ましな企画できまへんか!」
「視聴者をバカにしてんのん!」
「もう、うんざり!」である。
足も悪くなり、外出もままならない高齢者の一番の楽しみは、テレビを見る事である。
唯一の社会の情報源がこのていたらくである。
どのチャンネルを回しても、低レベルの話。
ましな話題はないかと、ニュースを見ても、政治家、公務員の賄賂事件や、大企業の改ざん事件と、似たり寄ったりの日本人としては、本当に恥ずかしい話題に終始している。
「この頃の若いもんは」てなこと言ってるいい歳したおばはんとおっさん以上が、このざまでは、恥を知れです。
溢れ出る高齢者を背負って働いてくれてる若者に、示しもつかない有様。
「謝れ!そして退け!」です。
日本全国津々浦々、スマホの使えない高齢者が、社会から遠ざかり、孤独な人、病を抱えた人達が、せめて心癒されて、希望ある未来が見えるような発信を、テレビが拡散してほしいと
願っているだけなのです。